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【面接力をアップさせるチェックポイント】
ITエンジニア・IT関連職

1.上流を目指すのは「世の中」ではなく「自分が目指したい」で
2.ITに対する情熱は隠さずに出そう。「好きだ」と言えるすばらしさ
3.常駐先を決める面談ではありません。できること+やりたいことも忘れずに
4.「足りないことがわかっていた」が採用の決め手になることも

1.上流を目指すのは「世の中」ではなく「自分が目指したい」で
上流工程を目指すITエンジニアの方はとてもたくさんいらっしゃいますが、
本当はプログラミングが好きなのだけれど、
将来のことを考えると収入や体力面が不安なので上流工程を目指す、
という本音をお持ちの方は少なくありません。
企業が面接をする視点は「踏ん張れるか」です。
危機感だけで飛び込んでくる人は「やりたい」より「やらなければ」の思いが強く、
もしなかなかうまくいかないときには義務感でつぶれてしまう危険を感じます。
ねばならない、だけでなく自分の意志でやってみたい!!ということを語れるようにしておきましょう。
無理なく話せるようにするためには、求められるスキルばかり考えるより、
上流の仕事が成功し周りから喜ばれている姿のイメージを描き、あんな仕事ができるようになればいいな、
と意識することができると、「自然にやりたい!」と言えるはずです。

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2.ITに対する情熱は隠さずに出そう。「好きだ」と言えるすばらしさ
いまIT業界では、脱ITと呼ばれるようなIT業界から離れたいという志向の方が少なくありません。
そういった方の多くは新卒でIT業界を選んだ際に、
「好き」だからより「良さそう」とか「将来期待できそう」あるいは「手に職を」という理由で
飛びこんでしまった傾向があります。
IT業界の仕事は決して楽なものではありません。
そんなハードな状況下でも活躍するためには、「好き」であるという情熱は大いなる原動力となります。
忙しい状況の中で日々頑張っている社長の多くは、
社員を求めるうえでも情熱のある人に入社してほしいと願っています。
「なぜIT業界にこだわるのですか?」「やっぱり好きだからです」
こんなやりとりが自然にできる人はそれ自体大きな武器です。
IT業界に対して思い入れのある方は隠さずに「好き」だと宣言しましょう。

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3.常駐先を決める面談ではありません。できること+やりたいことも忘れずに
ITエンジニアの方の職務経歴書は常駐先に提出するものと同じものを提出してしまうことがあります。
転職活動での面接との違いは「これから先の未来について語るかどうか」です。
常駐先の面接では将来やりたいことについての情報は不要です。今何ができるかがすべてだからです。
ただ自社の社員として長期的な成長を期待する会社では、
いまどうなのかよりも、これから伸びそうかのほうが重要です。
ですので、できることだけでなく、やりたいことも面接で聞くのです。

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4.「足りないことがわかっていた」が採用の決め手になることも
あるSIerでの面接で、こんなエピソードがありました。
最終面接に残った4人の中の1人を採用した際、
決め手になったポイントは「いま足りないことを正確に把握していた」という理由でした。
不足していることは一見不利な情報に思われがちですが、
実は知ったかぶりをして背伸びするより、きちんと自覚しているほうが企業からは伸びる人材に思われます。
不足していることがわかっている人には、放っておいても自分で学ぼうとする主体性を感じるからです。
あるネットワークベンダーでは「できる」を意識しすぎて面接で背伸びをした発言をしてしまったため、
「あの程度の知識でこの仕事ができると思っている自己認識が甘い、
伸びようとする向上心や主体性を感じない」という理由で不採用になりました。
仮に「ここでの仕事を遂行するにはまだ○○の知識がないと難しいと思っています。
だからできるだけ早く身につけて戦力になりたいと思います」というように
正確に仕事と自己の認識を答えていたならばいかがでしたか?と後日面接官に確認すると、
そう言ってもらえればよかったのに、とお互いに惜しい気持ちを共有したこともありました。

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